横浜市は、2024年2月に日本航空株式会社と連携協定を締結し、市民の皆様にSA...
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未来の航空燃料を集める子どもたちー蒔田小学校の家庭用廃食油回収活動

 横浜市は、2024年2月に日本航空株式会社と連携協定を締結し、市民の皆様にSAFへの関心を高め、廃食油の回収に参加いただく機会を提供することを目的として、家庭用廃食油の回収拠点の拡大とSAFの普及啓発に取り組んでいます。

このSAFの活動や仕組みについて学んだのが、横浜市立蒔田小学校の4年生の児童たちです。株式会社横浜銀行の「はまぎん環境教育プログラム」を通じて、日揮ホールディングス株式会社や日本航空株式会社など、さまざまな講師から廃食油が単なる「ごみ」ではなく、新たなエネルギーへ生まれ変わる資源であることを学習した児童たちは、「自分たちにも貢献できることがあるはずだ」と考えるようになりました。

そこで児童たちは、横浜市内のラグビーチームである横浜キヤノンイーグルスのホストゲーム会場で、来場者から家庭用廃食油を回収する活動に挑戦しました。今回の取り組みでは、児童自らがポスターの作成や呼びかけの方法などについて主体的に意見を出し合い、準備を進めました。当日の会場では、「家庭で捨てる油が飛行機の燃料になります! ぜひご協力お願いします!」と来場者へ丁寧に説明し、回収の意義を自分の言葉で伝える姿が見られました。

環境問題は規模が大きく、子どもたちにとっては遠い存在に感じられがちです。しかし今回の経験を通して、児童たちは身近な行動が未来の社会づくりにつながることを実感できたのではないでしょうか。集めた廃食油が実際に航空燃料の原料となることを知るだけでなく、学びを行動に移すことで「社会の一員として参加する感覚」を育む貴重な機会となりました。 蒔田小学校の児童たちが取り組んだ活動は、持続可能な社会を実現するためには、技術だけでなく、市民一人ひとりの意識と行動が欠かせないことを改めて示しています。

未来の空を飛ぶ燃料には、子どもたちの確かな小さな一歩も込められています。

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